乳房のしこりに気づいたら、その後は?
北海道の女性(40~60歳代)の乳がん検診受診率は全都道府県中40位代と低い現状です。自己検診や日常何気ない機会にご自分の乳房のしこりに気づくと、女性の皆さんはびっくりし、不安を抱えるでしょう。周囲に相談する方もいれば、ひとりで悩んで時が過ぎてしう方もいます。しこりがあるとまず「乳がんかも?」と考える方が多いのではないでしょうか。
怖くなって逆に病院に行くのをためらってしまう方もいます。でも、必ずしも乳房のしこりイコール乳癌ではないので、まずは調べてみることが解決への第一歩なのです。
とは言え、病院でどんな検査をされるか不安に感じる方もいるでしょう。乳腺外来ではまず皆さんの自覚症状をお聞きし、しこりがあるようなら、まずその場所や大きさを確かめます。乳がんの中には石のように硬い感触のものから、あたかも脂肪の塊のように柔らかく触れるものもあります。
しこりを確認したら、それは病変を疑って詳しく調べるべきものかを画像検査で検討します。マンモグラフィと超音波です。マンモグラフィは乳房を挟んで撮影するレントゲン検査、超音波は乳房にゼリーを塗って内部を動画で詳しく調べる検査です。どちらも大切な検査でお互いに双方の弱点を補います。画像で異常を見つけたら、次に細胞診という精密検査へ進みます。細胞は病変を構成する最小の単位です。採血用の細い針でチクッとしますが、十五秒程で終わる簡便な検査です。画像で見えたものが経過観察で良い病変か、さらに詳しい検査や治療を要するのかを判断する有効な道しるべとなるのです。ここまでは1回の受診で済みます。
後は数日結果待ちです。乳房に関しての受診に高いハードルを感じる方も多いですが、しこりの正体がわからず、ひとりで悩まないでください。必要な対処が分かれば安心できますから、ぜひ一歩踏み出して調べてみると安心ではないでしょうか。
