About Breast Diseases 乳腺の病気について

About Breast Diseases

乳腺の病気について

乳腺の病気

むねの症状で多いのはしこり・張り・痛み・違和感などです。
ひとりで悩まないで、まずご相談を。

乳房にしこりを感じた時に考えられること

  • 乳房の形状や硬さは人それぞれです。

    病変がなくても、持って生まれた特徴として硬さがあることもあれば、女性ホルモンの影響で正常の乳腺が強い変化を生じて硬く触れるようになる(乳腺症)ということもあります。

  • 乳房には乳首を中心に乳管というミルクの通り道がひろがっています。

    この管の中は、妊娠・授乳状態でなくても常に分泌物があり分泌・吸収のバランスで成り立っています。分泌物が管の中で滞ると水風船のように管が膨らんで、しこりになります(のう胞)。これはたくさんの人が持っていて心配のないものです。

  • しこりが良性病変の場合

    良性のしこりの代表的なものは線維腺腫があります。10~40歳代に多くみられます。
    多発したり、ときに巨大化するものがあります。画像検査(マンモグラフィや超音波)で腫瘍をみつけたら、必要に応じて細胞診をして良性と考えられれば経過観察します。
    線維腺腫と形が似ていて、多発傾向・サイズ増大の傾向・採れる細胞などが類似している、親戚のようなしこりに葉状腫瘍があります。この中にはわずかに悪性の性格を示すものがあり、稀に転移したりするので注意が必要です。
    良性腫瘍として経過を見ていても、急に大きくなったり、いびつに変形する場合は両者を区別するため腫瘍の摘出をおすすめします。

  • しこりが悪性病変の場合

    治療が必要な悪性のしこりの代表は乳がんです。一般に早い段階では手で触れず、ある程度成長すると触れるようになります。石のように固く触れるものもあれば、まるで脂肪の塊のように、やわらかく触れるものもあります。マンモグラフィや超音波(エコー)検査で乳がんを否定できない病変は、細胞診や組織診を行い詳しく調べます。画像でいかにもいびつな形の場合もあれば、中には、小さい早期の段階では良性病変のような形を示す場合もあり油断できません。
    一言に乳がんといってもその種類や性質は千差万別で、成長のスピードもいろいろです。早期で発見すれば充分に治癒を期待できるので、定期的に検診を受けることをおすすめします。

むねに感じる 痛み・張り・違和感など・・・

これらの症状は、個人差はありますが女性のどなたにも生じうるものです。閉経の前・後にかかわらず訴えのある症状です。閉経前の方の乳房には、排卵日から月経最終日までの間、周期的な変化として張りや痛みが現れることがあります。閉経後の方も体の中のホルモン環境の変動により、同じような症状が出ることがあります。また毎日の生活やお仕事などでのストレス・生活リズムの乱れ・環境変化などでも性周期とはかかわりなく不定期に(片方だけ2~3か月続くなど)生じる方もいます。これらの症状を感じたからといって、すぐ病気と結びつける必要はありませんが、何らかの病変検出のきっかけになることもありますので、心配な時はひとりで悩まず、ご相談してください。

乳頭・乳輪部の異常

乳頭・乳輪部は乳輪部湿疹という病名があるくらい、かぶれやすいところです。カサカサで痒みがあったり、ひどくなるとカサブタのようになり黄色い液の付着を伴います。下着の繊維・洗濯洗剤や柔軟剤などが原因の場合もあれば・ストレスが引き金かと思われるケースもあります。乳腺のなかは常に分泌物があり、人により普段から乳頭より分泌される場合もあります。問題になる分泌は片方の乳頭の1本の乳管から血液成分を含んだ分泌を認める場合です。何らかの病変が原因のことがあり、検査を要します。

各疾患一覧

乳腺症

これらの症状は、個人差はありますが女性のどなたにも生じうるものです。閉経の前・後にかかわらず訴えのある症状です。閉経前の方の乳房には、排卵日から月経最終日までの間、周期的な変化として張りや痛みが現れることがあります。閉経後の方も体の中のホルモン環境の変動により、同じような症状が出ることがあります。また毎日の生活やお仕事などでのストレス・生活リズムの乱れ・環境変化などでも性周期とはかかわりなく不定期に(片方だけ2~3か月続くなど)生じる方もいます。これらの症状を感じたからといって、すぐ病気と結びつける必要はありませんが、何らかの病変検出のきっかけになることもありますので、心配な時はひとりで悩まず、ご相談してください。

線維腺腫

外来診療で最も頻度の高い代表的な良性腫瘍です。
特徴として同一乳房内に多発したり、徐々に大きく成長したりします。
一定の大きさになると成長を止めるものも多いのですが、特に若い方の場合「若年性線維腺腫」といって、巨大化するものがあります。
通常は悪さをしませんので経過観察をしますが、いびつな形をしていたりある一定の大きさを超えて成長をし続けるものは、摘出を提案する場合もあります。また、線維腺腫の中にもタイプがあり、時に細胞診で強い変化を示し組織診断が必要なグループもあります。

葉状腫瘍

画像の形状や細胞診で採取される細胞の内容が線維腺腫と類似する腫瘍です。また、巨大化するという特徴も線維腺腫と同様で区別が難しい場合が多いのです。
一方線維腺腫との大きな違いは増殖の主役となる細胞の種類が違い、その内容によって良性タイプ・境界型タイプ・悪性タイプが存在します。
頻度は少ないですが悪性タイプの中には、まれに転移を起こすなど振る舞いの悪いものがあります。
また厄介なことに一つの腫瘍の中に各タイプが混在していたりします。
急激にいびつになったり、巨大化するものは線維腺腫と葉状腫瘍の区別、そして葉状腫瘍であればその内容の確認のため摘出して鑑別を要するのです。